自律神経(上)原因不明の不調 交感・副交感の“不和”を食事で解消する

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糖質の取り方に要注意

血糖値の乱高下を防ぐ

 では、身近な対策として、自律神経を安定させる食生活とは、どんなことがポイントになるのか。特に「糖質の取り方」には要注意という。空腹時に砂糖など糖質の多い飲食物を取ると、急激に血糖値が上昇する。すると多量のインスリンが出て、3~4時間後には血糖値が急降下する。

「そうなると今度は、血糖が下がり過ぎないようにするため、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが出ます。これらは交感神経を刺激して、頭痛、動悸、イライラ、不安などを起こします。自律神経を安定させるには、血糖値の乱高下を防ぐことが大切です」

 空腹時の高糖質食を避けるほかにも、注意点がいくつかある。野菜やタンパク質が不足した食事には要注意。野菜やタンパク質を食べてから炭水化物(ご飯)を少量取ることで、血糖値の急上昇が防げるからだ。

 トランス脂肪酸の多い食品の取り過ぎにも気をつけたい。大量の砂糖が含まれている清涼飲料水やエナジードリンクなどは極力控えるようにしよう。

■レモン・梅干しの酸味が効く

「酸味」も血糖値を安定させるポイントになる。レモンや梅干しの酸味は「クエン酸」という成分によるもので、血糖値の上昇を防ぐ働きがある。また、疲労回復作用にも優れている。

《レモン水の作り方》

 水500㏄に、レモン汁大さじ1を混ぜて飲む。

《梅醤番茶の作り方》

 湯のみ1杯の番茶かほうじ茶に、種を取った梅干しを1個入れる。それに、しょうゆ小さじ1、ショウガ汁少々を加える。

■自律神経を安定させるベスト3食材

 普段からコンスタントに食生活に取り入れることができ、自律神経の安定に効果的なベスト3の食材を挙げるなら、「鶏胸肉」「ショウガ」「トマト」になるという。

「鶏胸肉には疲労回復に役立つ『イミダペプチド』という成分が、ショウガには体を温める『ショウガオール』や『ジンゲロール』などの成分が、トマトにはリラックスを促す『GABA(ギャバ)』や抗酸化作用のある『リコペン』が豊富で、それぞれ自律神経の安定に役立ちます」

■デザートはおからヨーグルト

 自律神経の安定には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることが重要になる。自律神経によいデザートの代表格は「おからヨーグルト」だ。作り方は簡単。おからパウダー「1」に対して、プレーンヨーグルト「4」を混ぜるだけだ。

 次回は、自律神経を安定させる生活習慣を紹介してもらう。

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