また、大阪大学の苧阪らは、ネガティブな気持ちは、注意力の低下を招くことを脳科学的実験(13年)によって証明しています。
ネガティブな気持ちが起こると、ポジティブな気持ちに戻そうと脳が頑張るため、脳のリソースを多めに消費します。結果、注意力のために使う脳のリソースが減り、注意力が低下する。注意力が下がると、当然仕事や勉強などに支障をきたしてしまい、いらぬストレスを生み出します。処理能力や創造性が低下するという、先の実験内容とリンクします。
ネガティブに考えがちな人は、このことを思い出し、必要以上にネガティブな考え方をしない。「ネガティブは伝播(でんぱ)する」をお忘れなく。