疲れているときは刺し身や寿司を食べるのを控える

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 アニサキスアレルギーの取材をしてから、「疲れている時は生魚を食べるのは控えよう」と思うようになった。

 アニサキスは、魚介類にいる寄生虫。「アニサキスにあたって、激しい腹痛を起こした」といった話を聞いたことがある人もいるだろうが、これはアニサキス症。記者もアニサキス症にかかって、治療が遅れたためか(意識もうろうとしていたため覚えていない)、小腸切除手術を受けたことがある。

 一方、アニサキスアレルギーは、食物アレルギーの一種。生きたアニサキスで発症するアニサキス症と違って、生きたアニサキス、死んだアニサキス、アニサキスの破片、いずれも発症の引き金になる。つまり、海にいるもの(魚介類だけでなく、海苔や海塩なども)は全て食べられない。下手して食べたら、アナフィラキシーショックという、死に至る可能性のある状態を引き起こすかもしれない。

「アニサキスアレルギーは、ほぼ治らない。外食は非常に限られた店でしかできず、旅行する楽しみや、人と会う楽しみが減りました」という経験者の言葉が強く心に突き刺さった。

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