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田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

新しい世代の補聴器に変えたら人の声や音が自然に聞こえるように

公開日: 更新日:

 以前、この連載記事を読んでご来店いただいた70代の女性のお客さまがいました。この方は、これまで使われていたものと同じメーカーの、一番新しい機種を試されました。

 すると「人の声や音が、今自分が持っている補聴器よりも、とても自然に聞こえる」と新しい補聴器の性能に驚かれたのです。

 どのくらい小さな音まで聞こえるか、テストを実施したところ、すでにお持ちの補聴器では、聞こえる音の大きさは、つけていないときとそれほど変わらないことがわかりました。

 それに比べ、試した新しい世代の補聴器は、会話を聞き取るために必要な音量に上げても、紙をめくる音や食器の音といった環境音が前ほど頭に響かず、気にならないといいます。

「補聴器をつけていても、それほど聞こえが変わらないのはダメだと、自分でも常々思っていたのです」とお客さま。あるとき娘さんに「聞こえないことで、周りに迷惑かけているよ」と言われて、ハッとしたそうです。

「今まで、聞こえない自分のことばかり考えていました。夫に対しても、『私は聞こえないんだから、もっと大きな声で言ってよ!』と怒って伝えていました」

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