ブドウ糖は筋肉にも欠かせません。筋肉はグリコーゲンという燃料を使っていますが、その原料もブドウ糖です。運動などでグリコーゲンを使い果たしてしまうと、血中のブドウ糖が消費されていきます。それでも足りないと、脂肪やタンパク質からブドウ糖を作り出し、エネルギーを補います。その際、筋肉を作っているタンパク質も消費され、同時に体内の水分も使われるので、血糖値とともに一時的に体重も減って、ちょっとうれしくなるでしょう。しかし食事で十分にタンパク質を補給していないと、筋力も同時に低下してしまいます。高齢者のフレイルと同じです。
血糖値が高かったら、慌てずに、まずは専門医を受診するのが賢明でしょう。