薬でかえってツラくなっていないか? 見直しでQOLが向上する
「気になることありますか?」(私)
「まだなにがなんだかって感じですね」(患者)
「そうですよね(聴診)」(私)
「ちょっと大きく息を吸うとせき込んじゃうんです」(患者)
「ジクトルテープの影響かもしれないのでお薬調節していきましょう」(私)
「お願いします」(患者)
鎮痛のために肌に貼って使用するジクトルテープですが、喘息患者さんには禁忌。別の薬で痛みを鎮静させるため、患者さんに合わせた処方を探ります。患者さんが療養の主役であり、私たち医療スタッフは共演者。役割が明確に分担されているのが在宅医療なのです。