タレントやモデルが告白「乾癬」治療に画期的な味方が

公開日: 更新日:

 モデルの道端アンジェリカさんに続き、タレントのはるな愛さんも「乾癬」を告白した。病名を知る人は増えたが、それでもまだまだ十分ではないと専門家は指摘する。

■劇的に効く生物学的製剤が登場

「治療に巡り合えず、引きこもりや、人生を諦めた人も大勢います」

 こう話すのは、「東京乾癬の会」の大蔵由美さん。尋常性乾癬から乾癬性関節炎を発症。車イス生活も覚悟したが、生物学的製剤が登場し、それが劇的に効いた。今では健常者と全く変わらない生活を送っている。

「診断名すらついていない人もかなりいると考えられる」と言うのは、聖母病院皮膚科で乾癬外来を担当する小林里実部長だ。

「どういう病気か分からず怖いという思いや、治らない病気と告げられる失望感から、受診しない。しかし乾癬の苦痛は累積します。明確な社会からの拒絶や皮膚のダメージから来る恥辱、自信喪失、社会への不安、抑うつといった精神的併存疾患などの因子が複雑に絡み合って行動できなくなり、患者への障害となる。早期の適切な治療が重要なのです」(小林部長=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇