「高齢化社会に最も影響を与えるリーダー」に選出され何を思ったか
驚くことが起こるものです。エイジング・アジアというシンガポール経済連盟の団体から、「高齢化社会に最も影響を与えるリーダー」のアジアトップ10に選出され、5月初旬にシンガポールで表彰されたのです。
そのため、5月6日から10日までシンガポールのマリーナベイサンズの国際会議場で開催された「第12回アジア・パシフィック・エルダーケア・イノベーション・アワード2024」と「第15回ワールド・エイジング・フェスティバル」に参加しました。
選出の理由は3つありました。1つ目は「攻めのリハビリテーション治療」を広めたことです。これまでお話ししてきたように、患者さんが来院された当日から「座らせる」「立たせる」「歩かせる」「コミュニケートする」を繰り返すことで、人間力を回復させていく。それが攻めのリハビリです。2013年にはNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」の第200回で、「希望のリハビリ、ともに闘い抜く」として特集されました。
2つ目は2014年に国土交通省で「健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン」を6年間かけて策定して、山手通り整備事業、二子玉川大規模開発、富山市コンパクトシティー、練馬健康医療福祉都市構想などで街づくりを促進したことです。