著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

昨年1年間でLGBTQ+の若者の4割が自死を考えた…米国で高まる懸念

公開日: 更新日:

 昨年1年間でLGBT+の若者の4割が自死を考えたというデータが発表され、衝撃が走っています。

 調査を行ったのは、アメリカ版命の電話を運営する非営利団体トレヴァー・プロジェクトで、13歳から24歳のLGBTQ+(レスビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クイア+)の1万8000人が対象となりました。

 あまりに高い数字の原因として団体が挙げているのが、アメリカの多くの州で近年制定されている新たな法律です。昨年2023年だけで500ものLGBTQ+の「人権を縮小する」法律が作られています。

 これらの法律は、トランスジェンダー(生まれた性別とは異なるジェンダーに属していると認識している人)の若者に対するホルモン治療の制限・禁止から、LGBTQ+に関する本を含む学校での教育の禁止、自認する性のトイレの使用禁止など多岐に渡っています。特に南部保守州で、LGBTQ+の権利が剥奪される傾向にあります。

 アメリカではZ世代(10代から20代前半)の若者の2割が、自分がLGBTQ+と自認しているだけに、影響は小さくありません。

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