要介護認定がなくても利用できる高齢者支援サービスを知っておく
日本は65歳以上を高齢者と呼び、誕生月になると介護保険証が届く。支援や介護という言葉がいやでも身近に迫ってくる瞬間だ。
とはいえ、自分が高齢者の仲間入りしたことに納得いかないと息まくご仁が多いのも事実。もちろん元気ならそれでいい。問題は日常生活に支障があっても、要介護認定の申請をかたくなに拒否されてしまうことだ。
ご存じのように要介護認定がないと、介護保険法によるサービスが原則利用できない。家族は困り果ててしまうのだが、実は認定がなくても利用できるサービスが存在する。そのひとつが、65歳以上なら誰でも利用可能な一般介護予防事業と呼ばれるもので、年齢を重ねても健康を維持できるような取り組みが用意されている。
健診を受けたり健康教室に参加することでポイントが得られ、商品券などに交換することができる健康ポイント(マイレージ)事業を探すのも手だ。新潟県五泉市や福岡県遠賀町など、1万円以上の賞品が当たるところも珍しくない。対象年齢を高齢者に限っていないところも、プライドの高い両親に勧めやすい。