回復期リハビリテーション病棟を利用するなら…1つだけ注意点あり
前回ご紹介した回復期リハビリテーション病棟は、急性期を脱した脳血管疾患や骨折などの患者が、在宅復帰を目指し集中的なリハビリを行う施設のこと。一般の病棟と違い、医師、看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士らがチームを組んで機能訓練を行い、ADL(日常生活動作)の回復と自立した生活を目標に、日々のプログラムが組まれる。
こんなに頼りになるところはないのだが、一つだけ注意点がある。それは、どのような雰囲気なのか必ず複数を候補に入れ、自身でどのような体制なのか確かめることだ。
筆者が母親をこの病棟に入れる際、近隣に4つの候補があった。いずれも比較的大きな病院だったが、電話で問い合わせをするとスムーズにソーシャルワーカーにつながらないところがあった。入院すれば綿密な連絡を取ることになるので、最初からこれではちょっと不安が残った。実際、その病院は質問に対する返事も遅く、早い段階で候補から外れた。
病棟への申し込みは急性期病院から先方に送ってもらうことができるが、全て任せるだけでなく見学や相談に行くことをお勧めする。病棟の雰囲気を確かめるためだ。