最近、トイレ用の塩素系洗剤はスプレーのものがほとんどなくなり、泡タイプのものが主流となっています。これは霧状の塩素系洗剤を吸い込むことにより、塩素ガスを吸い込んだ時と同じように肺炎や肺水腫などの有害作用が引き起こされる危険性があるからです。新型コロナ感染症の流行時に話題となった次亜塩素酸ナトリウムを消毒液として使う場合も、霧吹きに移し替えて使用することはしないよう薬剤師も呼びかけていました。
塩素系の洗剤を使用するときは、単独で使用する場合でも換気扇を回す、窓を開けるなど、換気の良い状態にしておくことが大切です。