梅酒とレモンサワーで「食中毒」対策ができる? 高知大名誉教授が寄稿

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 残念ながら、強力な酸耐性菌の大腸菌O-157には、酸・エタノール混合液はわずかな殺菌効果しかなかった。理由は、大腸菌O-157の細胞内には、流入してきた水素イオンを効率よく取り除いてしまう強力な反応系が備わっているためである。

 最近、70%酸性エタノール(pH3~4)が、ノロウイルスをほぼ完全に不活性化することが報告されている。低濃度の酸性エタノールの場合でもノロウイルスを不活性化させる効果があるかどうかは不明だ。

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