著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

足のむくみは要注意な症状…少しの変化も見逃さず速やかに対処

公開日: 更新日:

 自宅で療養中の患者さんから、足のむくみについて相談をうけることがよくあります。

 むくみの原因はさまざまです。例えば、「座りっぱなしの時間の多さ」「体の冷え」「塩分の多い食生活」「薬の飲み合わせ」といった、ご本人の日ごろの食習慣や生活スタイルの影響でむくみが起こっていることがあります。

 高齢の患者さんの場合は、心不全や腎不全、甲状腺機能低下症などの持病が背景にある場合が少なくありません。加齢による心肺機能や筋力の低下といった体の衰えによる血行不良が原因という場合も多いでしょう。

 仮に患者さんやご家族から「むくみがつらい」との訴えがあった場合は、お薬や点滴の調整、弾性ストッキングの使用、クッションを使って足を高いところに上げてもらうといった暮らしの知恵など、具体的なむくみ対策を提案しています。

 患者さんの中には、少しぐらいのむくみなら我慢してやり過ごそうとする方もいます。でも仮にこのむくみを放置しておくと、そのうち痛みが出てきたり、腫れたりする場合もあり注意が必要です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い