著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

カラコンでドライアイが悪化…目の病気の感染リスクが増大

公開日: 更新日:

 検査でドライアイと判明すれば専用の点眼薬が処方されます。ドライアイ用の点眼薬には、涙の蒸発量を減らしたり、涙の成分に働きかけて分泌を促す効果があります。

 また、患者さんの中には点眼薬を一定期間続けても症状に改善が見られない方もいらっしゃいます。その場合、外科的治療を行うことも。涙が排出される涙点に「涙点プラグ」と呼ばれるシリコーン製のプラグ(栓)を挿入し、涙の排出を軽減。局所麻酔で行います。涙点を遮断することで、目の表面に涙がたまりやすくなり、ドライアイが改善されます。

 ほかに、カラコンの不適切な使用で罹患しやすくなる目の病気にアレルギー性結膜炎があります。カラコンの素材や保存液に含まれる成分、またはレンズの汚れが原因でアレルギー反応を引き起こしてしまうんですね。

 アレルギー性結膜炎になると、かゆみや充血、涙目や目やになどの症状が出ます。眼科でアレルギー性結膜炎と診断された場合は、抗アレルギー点眼薬を処方されることがほとんど。なお、ドライアイが悪化すると、アレルギー性結膜炎になることもあります。

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