著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

年を取ると白目もたるむ…結膜弛緩症は重度だと白目が黒目に乗り上げる

公開日: 更新日:

 ほかに、アレルギーがあって目をこすることがクセになっている人にも多く見受けられます。また、長年、コンタクトレンズを愛用している人にもこの症状が見られるケースも。目を触る回数が多いからだろうと思われます。

 結膜弛緩症の症状が進むと、白目のたるみ部分が見た目ではっきりとわかることもあります。緩んだ結膜が下まぶたに沿っていき、重度になると黒目部分に白目が乗り上げていくからです。

 目に不調が出ることも多い。まず「異物感」。「ずっと目にゴミが入っているようなゴロゴロ感がある。目を洗ったり、目薬を何度さしてもよくならない」という訴えが多いです。眼球を動かしたときや、瞬きをする際にたるんだ結膜も一緒に動くので、このような症状が出ます。

 異物感のほかに、「目がショボショボする」「なんとなく目の調子が悪い」「いつも涙目になっている」という症状も。また、結膜が引っ張られすぎたせいで出血があり、目が真っ赤に充血する場合もあります。

 次回も「白目のたるみ」についてお話しします。

【連載】一生見える目をつくる

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