著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

豊島岡女子学園“女子御三家”の一角を崩した小テストと運針

公開日: 更新日:

「この四半世紀でもっとも躍進した女子中高一貫校といえば、豊島岡女子学園(東京・豊島区)をおいてない」

 こう話すのは、受験業界歴30年を超える大手予備校のベテランスタッフだ。

 2020年の東大合格者数は29人。東京の女子中高一貫校「御三家」と比較すると、1994年から27年連続でトップ10入りを続け、20年も85人で全国第3位だった桜蔭には遠く及ばないものの、女子学院(20年33人)とは抜きつ抜かれつのデッドヒート。前年の19年の東大合格者数は豊島岡が20年と同じ29人で、女子学院の27人より多かった。もう一校の御三家である雙葉学園(同8人)に対しては完全に凌駕している。

「東大を目指すような学校ではなかった」と振り返るのは1980年代半ばに豊島岡を卒業したOG。

「私のクラスには、東大を受験する生徒はひとりもいなかった。同じ学校とは思えないほど、隔世の感があります」

■躍進のきっかけは1989年の入試日変更

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース