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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

豊島岡女子学園“女子御三家”の一角を崩した小テストと運針

公開日: 更新日:

 基礎学力のために行われているのが小テスト。中1から高3まで毎月、漢字、英単語、計算問題などの小テストが行われている。

■合格点がとれるまで追試

「合格点がとれなければ、とれるまで早朝登校させて追試を繰り返します。こうして基礎学力さえつけておけば、ひとりで受験勉強をする際に、わからないところが出てきても、なんとか自分で解決することができます。この小テストが豊島岡が伸びた最大の要因だと思います」(同)

 豊島岡の中学の生徒数は1学年約270人。高校からも85人(推薦30人、一般入試55人)前後が入学してくる。

「中高一貫校で高校からも生徒を採っている場合、高校から入学する生徒の方が成績がいいケースが多いのですが、豊島岡は違う。中学からいる生徒のほうが成績がいいのです。中1の時から小テストで、みっちり基礎学力が叩き込まれている証拠でしょう」(学習塾幹部)

 なお、高校からの募集は22年度を最後に停止する予定。以降は、完全な中高一貫校となる。

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