横浜翠嵐高が東大受験で大躍進「3年間」で勝利に導く秘訣
最初の速報は決定版ではない。毎年、東大合格者数をウォッチしている者なら周知のことだろうが、速報は判明分だけが載っていて、後から修正が加えられていく。だが、そうした事実を知らなくても、記事を見たら違和感を覚えるはず。トップ10から常連の1校が抜け落ちているからだ。
その1校とは、筑波大附属駒場。1963年以降ずっとトップ10入りを続け、14年からは7年連続で2位の位置を維持していた。なお、今年は3位だった。
「サンデー毎日も週刊朝日も同じニュースソースを使っているのですが、筑駒は学校側の発表が遅く、判明するのが他校より数日、年によっては2週間程度、遅れるのです」と大手予備校幹部は解説する。さらに、こう続ける。
■中高一貫校以外が上位に食い込むのは至難のわざ
「いずれにしても、今年の最大の話題は横浜翠嵐でしょう。東大合格者数トップ15に入ったのは、日比谷(9位)、横浜翠嵐、県立浦和(15位)を除けば、すべて中高一貫校。6年という時間がある一貫校に比べ、厳しい受験戦線を3年間だけで勝負しなければならない学校は明らかに不利で、上位に食い込むのは至難のわざなのです」
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