内閣府が「被害想定」初発表の意味深…日本での巨大地震はなぜか冬に多い不気味
「地震の発生に気温が影響するかなど原理は明らかになっていません。ただ、世界的に地震はランダムに起こっていると考えると、南海トラフの巨大地震が12月や2月に集中しているのは統計学的にも不思議です。そのほか、過去の巨大地震の発生時期を見ても、冬に巨大地震が起こりやすい理由はあると思います」
南海トラフ以外では、1994年12月28日には、三陸はるか沖地震(M7.6)が発生。翌95年1月17日に阪神淡路大震災が起きている。
歴史的には、1703年12月31日の元禄地震(相模トラフの大地震=M7.9以上)、さらに1611年12月2日の慶長三陸沖地震(M8.1)もこの時期に発生した。
備えておくことに越したことはない。