“市民ファーストの”明石・泉市長が政界引退を決めたワケ 「自民党は泉さんが大嫌い」と議会関係者
こうしたことから、泉市長の引退表明が報じられると、ネット上では市長を擁護する声が続出。
《口は悪いがマトモな政策を立案し、その政策を実行する推進力を持ち、結果として世の中を変えていく市長と、口ばかりで何もせず、利権を守ることに熱心な議員のどちらが市民にとって有益なのか》
《暴言は論外としても、あの程度の発言で政治家引退なら、自民党の麻生さんや二階さんなんて100回ぐらい引退だよ》
《常に市民ファーストで全力で仕事されてきた方だった。引退は残念で仕方がない》
それにしても、市民から人気の高い泉市長がなぜ、問責決議案を提出される事態となっていたのか。一部報道では、全市民に対する金券配布をめぐり、市議会が議案の「継続審査」を決めたにもかかわらず、泉市長が「専決処分」で実行したため、自民党や公明党などが反発。「議会制民主主義の否定」「独裁的な行為」と批判していたというのだが、どうやらそれだけではないらしい。議会関係者がこう言う。
「最大の理由は感情的な問題でしょう。自民党は自分たちの言うことを聞かない泉さんが気に入らない。公明党も2003年の衆院選で兵庫2区から出馬した自党の赤羽一嘉氏と戦った泉さんが大嫌い。両党関係の議員は泉さんを何とかしたいと思っていたでしょう。暴言が飛び出したのも、泉さんがカチンとくるような一言を言われたからと聞いています」
明石市政の「成功」を経て、今後は兵庫県知事や国会議員に出馬するのではないかとささやかれていた泉市長。いずれにしても、パパ活疑惑が報じられても議席にしがみついている国会議員とは大違いだ。