墨田高札十一番「法恩寺」の巻 落語「道灌」の主人公・太田道灌が開祖の寺
逸話を伝える石碑
「幅二十間の本所・横川にかかる法恩寺橋をわたりきった長谷川平蔵は、編笠のふちをあげ、さすがに、ふかい感慨をもってあたりを見まわした。
鉛色の雲におおわれた空に、凧が一つのぼっている」
「本所・桜屋敷」の一節である。池波正太郎さんは「凧が一つ」という1行で、小正月もす…
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