著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

東京女子医大がご都合主義の学費値上げで偏差値急落…早稲田大学への“身売り説”が急浮上

公開日: 更新日:

「それ以前から人気は下がりだしていたものの、偏差値60台半ばは保っていた。しかし、学費の大幅値上げで偏差値は急落し、60を切るまでになってしまった」(医学部予備校スタッフ)

 偏差値では常に最下位の川崎医大にも迫る凋落ぶりだ。しかも、付属病院からは待遇が急に悪くなったことに不満を持つ医師や看護師が次々に退職。さらに患者数が減る悪循環におちいっている。厚生労働省の関係者からは「もはや医療機関としてのていをなしていない」との厳しい声も聞かれる。

 大学のブランド力も地に墜ち、歯止めがかからない。そうした状況を憂うのはOGたちだ。「恥ずかしくて、自分の出身大学もいえない」と嘆くのは首都圏で小児科を経営する40代の開業医。ホームページのプロフィール欄に「東京女子医大卒」と記していたが、その記述を削除したという。

「日本唯一の女子だけの医学部ということにかつてはプライドを持っていた。でも、もはやその役目は終わったと思う。うちの中学生の娘も医学部を目指していますが、東京女子医大を勧めることは決してない」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も

  2. 2

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  3. 3

    「2025年7月5日」に大災難…本当にやってくる? “予言漫画”が80万部突破の大ベストセラーになったわけ

  4. 4

    三菱UFJ“貸金庫窃盗”女性銀行員は10億円溶かす…FXの怖さを損失2億円の投資系インフルエンサーが警告

  5. 5

    「暮らしやすい都道府県」東京都は2位…じゃあ1位は? 前回調査の首位は陥落していた

  1. 6

    石丸伸二氏「新党」発足会見“ドタキャン”の真相…演出意図ミエミエのフリー記者排除に元参謀も苦言

  2. 7

    早くも見えた石丸伸二氏「再生の道」の“ポンコツ化”…政策への言及なし、新党参加にこれだけのリスク

  3. 8

    東京女子医大がご都合主義の学費値上げで偏差値急落…早稲田大学への“身売り説”が急浮上

  4. 9

    元県議死去で激震!いよいよ狭まる兵庫県警の斎藤元彦知事“包囲網”…震災式典終え捜査解禁

  5. 10

    日向灘で「3日に1回」地震頻発は南海トラフの前兆か? 専門家に聞く…13日夜は震度5弱の揺れ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言