(31)年賀状作成はどちらを使ってる? インクジェットvsレーザープリンターを比較
その一方、インクによっては目詰まりなどの問題を起こします。インクジェットの命は、インクのノズル。ノズルが目詰まりすると使いものになりません。このためクリーニングを頻繁に行うのですが、かなりインクを消費します。インクも安くないので、あまりいい感じはしません。
インクジェットもいろいろなモデルがありますが、ノズル径の一番小さいのは20ミクロンレベル。スギ花粉が30~40ミクロンですから、その半分レベルです。当然手で触れることはできません。メーカー修理に出してノズル部分を全取り換えということもあります。
最近は家庭用と写真用にと、別モデルを作っているメーカーもあります。が、どちらもインクジェットが抱える特徴は残ります。
特に1年に1回、年賀状にしか使わない人には不利なのです。使い始めたインクは時間が経つと変化する可能性があるからです。
そこまで奇麗な写真描写はできませんが、イラストレベルならレーザープリンターでも奇麗に印刷できます。理由は使うのが、トナーだからです。トナーとは、黒鉛や顔料を色材として付着させた、5ミクロン程度の透明な樹脂からできている粉。こちらは経年劣化に強いです。