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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

公開日: 更新日:

東大が欲しいのは「愚直に一つのことに取り組む研究者タイプ」

「ペーパーテストでは測れない実力を見いだすための手段として、この制度が生まれた。にもかかわらず、偏差値が高い人材ばかりが集まる結果になっている。すべてをそつなくこなすより、愚直に一つのことに取り組む研究者タイプが欲しいのに残念です」

 そうした意味で悠仁さまに注目してきたと同教授は打ち明ける。昨年11月に国立科学博物館の学術出版物に発表された悠仁さまの論文「赤坂御用地のトンボ相」は「調査に10年以上かけた秀作。その粘着質に頭が下がる」と評価する。しかし、悠仁さまが東大推薦入試にチャレンジした場合、「さまざまなあつれきが生じるだろう」と前出の塾経営者は予想する。

「23~24年度に東大の推薦入学を目指した理系の受験者の大半はコロナ禍で、思うように研究活動ができなかった。25年度の受験者も割ける時間は少ない。その点、悠仁さまは圧倒的に有利な環境にあり、同じ土俵で競うのは不公平ではないかという声が上がっているのです」

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