玉城デニー沖縄県知事が5年ぶりFUJI ROCKに参戦!「一緒に闘いましょう!ロック!」に会場からは拍手喝采
最後にうるま市への自衛隊訓練場の新設問題に言及
津田氏が、この5年間の沖縄の変化を知事に尋ねると「一番大きな変化は辺野古の地盤改良工事。国が沖縄県の判断を超えて、上から押さえつけて代執行をした」と述懐。「沖縄を巡る諸問題の原因は、日米の同盟関係」と、県民以外も自分事として考えてほしいと訴えた。
「投票だけが民主主義ではない!」(斎藤氏)
「代議制民主主義に替わる“僕らの民主主義”を日本人は獲得しなければいけない」(横溝氏)
苗場の山々に登壇者の叫びがこだまするのを、観客は、他会場から漏れ聞こえる音楽に負けじと耳を傾ける。天気もなんとか持ちこたえ、予定時間の40分が終了した。
「最後に一点だけ」と知事が言及したのは、23年11月に発覚した、うるま市への自衛隊訓練場の新設問題。
「なんの相談も情報共有もなく防衛省から発表されたんです。これに近隣住民は反対の声をあげて、県内外の多くの人も賛同してくれました。この反対要請を防衛大臣に直訴したところ、今年4月に計画を白紙に戻すことが発表されました。(我々の声が届いたのは)初めてのことなんです」
そう、まくし立てると会場は拍手に包まれた。
「ロックの場所で反権力のメッセージをみなさんと共有する、権力者の玉城でした。でも上にはもっと大きな権力者がいます。一緒に闘いましょう! ロック!」と拳を突き上げ、ライブは幕を下ろした。