玉城デニー沖縄県知事が5年ぶりFUJI ROCKに参戦!「一緒に闘いましょう!ロック!」に会場からは拍手喝采
急きょ取りやめた幻のパフォーマンスとは
予定されていた知事による演奏パフォーマンスは、26日の松川宜野湾市長の急逝を受けて、急きょ取りやめ。どんなパフォーマンスを披露する予定だったのか。ライブ後の知事を直撃した。
──松川市長の急逝、お悔やみ申し上げます。
「県知事と市長という立場は違いましたが、共に沖縄を良くしたいという思いは変わりませんでした。家族ぐるみで気にかけてくれる温かな先輩といったお人柄でした」
──どんなパフォーマンスを披露する予定だったのでしょう。
「BEGINの曲を1曲、沖縄発の弦楽器『一五一会』で披露する予定でした。6月から練習を始めたのですが、今回のトークテーマの“地方自治”にちなんで、沖縄の島々にはこんな文化もあるんですよ、というメッセージを発信したいと思っていました」
米軍の性暴力が、山口県など沖縄以外の4県でも非公開にされていたと報道されている今、「民主主義と自治」の問題の当事者に誰もがなりうる。次回はゆっくり音楽の話が聞ける、そんな世の中になることを山々に祈った。
(取材・文=橋爪健太/日刊ゲンダイ)