「スプーフィング(なりすまし)詐欺」の狡猾手口…警察署などの電話番号から架電、海外アプリを悪用か?
井上氏によると、欧米では個人情報保護のために着信時に任意の番号を表示させるアプリの利用が広まっており、「スプーフィング詐欺は、それらのアプリを悪用したものではないか」と推測する。
「スプーフィングに用いられる詐欺電話は日本以外の国番号からかけられるケースがほとんどです。そのような番号からもし電話がかかってきたらまずは疑うべきです。それに、犯人らは警察や銀行、税務署などを装い電話をかけてきますが、それらの機関は電話で金銭の支払いを要求することはありません。安易に信用しないことです」(井上氏)
進化し続ける特殊詐欺の狡猾な手口にだまされてはいけない。