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松島修投資助言会社社長

1960年東京生まれ。94年投資助言会社エフピーネットを設立し代表取締役に就任。メルマガ「イーグルフライ」で投資アドバイス。2008年からの金融危機前に各相場のピークを予測し「全ての投資をやめる時」と事前に警告したことで知られる。テレビ東京、日経新聞などメディア出演多数。無料メルマガ「リアルインテリジェンス」で最新情報を提供中。

AI関連銘柄に資金が集中…新NISAで米国株を大量に買う日本人が知らないリスクがある

公開日: 更新日:

 しかし、これは平時には正しいですが、金融危機時などは当てはまりません。

 世界全体の経済が悪くなると先進国より発展途上国の方が景気悪化が激しくなると判断され、発展途上国から先進国、特に米国に大きな投資資金が移動するからです。

 そして、現在米国ではパンデミック後に在宅勤務が増えて商業不動産不況です。

 このように、世界の景気が悪く、米国の景気も良いとはいえない場合、米国の景気の良い一部の株に投資資金が集中し、バブルが発生しやすくなります。

 今のAIバブルです。

 過去にはITバブル・ドットコムバブルがあり、その時と同じです。

 ITバブル・ドットコムバブルとは1997年からのアジア危機で発展途上国が連鎖破綻後、大きな投資資金が米国のIT銘柄に集中したことによるバブルです。

 株は急騰し大暴落となりました。

 現在、その時と同様にAI関連銘柄の数社に投資資金が集中して上昇し、その一部は、日本のAI関連株に流れてきて日経225が上昇しています。銀行破綻や新興国破綻があれば、大きな投資資金は、さらにAI関連株に一極集中することになります。

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