二階俊博氏の不出馬表明は「ダンマリ・凄む・睨む」醜悪の極み…誰に向けた会見だったのか?
■二階氏の会見なのに答えるのは側近の林幹雄党経理局長
会見の冒頭、裏金事件に触れてこう語った二階氏だが、質疑応答になると、答えるのはなぜか側近の林幹雄党経理局長(77)。
記者が政治倫理審査会(政倫審)に出席にしないのかを問うと、林氏が「出席は自分の判断ということで、出席する必要はないと判断した」「二階会長については、つまびらかにしている」「代わりに事務総長が出ている」「いちいち政倫審に出なくても分かっていただける」などと一方的にまくしたて、なぜか隣りの二階氏はダンマリ。
2019年の参院広島選挙区を巡る大規模買収事件で当時、幹事長だった二階氏から「3300万円」のカネが提供されていたメモが見つかったことについての質問についても、二階氏はまったく答えず、「党本部からだ。裏金ではない」などと林氏がピシャリ。
■「馬鹿野郎」とつぶやく声が報道機関のマイクに
そんな二階氏が感情をあらわにしたのが、記者から、次期衆院選の不出馬は裏金事件に伴う「不記載の責任」を取る事なのか、「年齢の問題」なのかを聞かれた時。二階氏は記者を睨みつけ、こう声を張り上げた。