石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】
いよいよ総選挙(15日公示、27日投開票)。戦後最短の就任わずか8日後に衆院を解散した石破首相は9日、「日本創生解散」と銘打っていたが、どう見ても「裏金隠し解散」だ。
自民党は解散当日まで裏金議員の扱いをめぐってゴタゴタした。9日に12人の非公認を発表。既に固まっていた萩生田元政調会長ら6人に、菅家一郎氏、細田健一氏、中根一幸氏、越智隆雄氏、小田原潔氏、今村洋史氏の6人を追加した。越智氏は不出馬を表明済みだ。
非公認の追加判断は「地元の理解が進んでいるかどうか」とされていたが、その実態は「党で情勢調査して当選可能性を判断した。当選第一主義だ」と党幹部が明かしている。つまり、落選濃厚だから切り捨てたという話で、判断基準は選挙の当落。政治不信を招いたことへの「反省ゼロ」を露呈したようなものだ。
「非公認を追加したのは、裏金問題に対する処分ではなく、すべては選挙対策目的。選挙情勢が厳しいため、やった感を出しただけです。非公認の線引きも曖昧。本来なら、裏金議員は全員非公認だっておかしくありません」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)