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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

ソフトバンクG孫正義社長はトランプ氏に急接近…年末は米国株を仕込む格好の時期

公開日: 更新日:

 個人投資家の投資資金も日本から米国へ流れている。大手ネット証券の新NISA買い付けランキングを見ると米国株、米国株投信が1位、2位だ。個人金融資産は米国株に投資されており、米国企業への成長期待の高さがうかがえる。

■日本の投資家がNYダウを支える?

 経済成長とは国民所得の増加を意味する。

 経済成長には経済外的要因(社会制度、政治組織、教育水準、国民性など)と、経済的要因(人口増加、貯蓄率の高さ、資本蓄積の増加、技術革新など)があるが、資本蓄積の増加たる日本の貯蓄が米国株、米国株投信に流れ、NYダウの史上最高値更新に寄与しただろう。この株価上昇で米国の資本蓄積も進み、25年の米国に経済発展を促すだろう。

 日本株は「掉尾の一振」(理論的根拠はないが、株価が年末の大納会に向けて上昇すること)の淡い期待を抱く時期。ただ、この年末は、孫氏ではないが、米国株の仕込み場となろうか。

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