「ものづくり主導は終焉」…経団連会長人事に金融界の反応は? 次は日本生命の筒井義信会長

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 だから、ここ4代の経団連会長のうち3人までが化学や繊維の業界出身と偏ったのか?

 まあ、理由はいろいろだが、ある金融界の重鎮は「もう『ものづくり』が日本経済を主導する時代ではない」とまで言い切っていた。

 では、非製造業とくにサービス産業が主導していくということか?

 いや、サービス産業の生産性は低く、働き手不足が深刻化している。そういう問題を解決していかないと、リーダーとしては力不足だ。

 残るのは金融界と総合商社くらいか。

 商社や銀行は三菱、三井、住友という旧財閥色が強いから、財界のまとめ役に向かない。財閥色がなく保険業界トップの日本生命から「財界総理」が出るのも、時代の産物だろう。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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