自民裏金調査「都道府県連」お目こぼしで“萩生田隠し”…「道府県議会」に絞り込み、お手盛りでお茶濁し
とんだ萩生田隠しだ。
■企業・団体献金でも単独改正案で立憲と“取り引き”か?
3月末までに結論を出すことで与野党合意した企業・団体献金をめぐってもデタラメ。党政治改革本部事務局長の小泉進次郎元環境相は「禁止よりも公開という立場」とか言って維持で譲らない一方、労組関係の政治団体による献金規制を強化する政治資金規正法改正案を検討し始めた。連合が支持母体の立憲民主党へのあてつけなのがミエミエ。通常国会での単独提出を目指すという。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言った。
「裏金調査はまた中途半端、企業・団体献金は死守の上に立憲に嫌がらせ。来年度予算案の審議が控える中、新たな火種をつくってどうするのか。世論調査でも『政治とカネ』をめぐる不信感はマシマシ。最近の自民はわけがわからない」
与党が衆院で過半数を割り込んだ結果、予算委員会委員長のポストは立憲民主に移った。野党は予算案審議入りの条件として、有罪が確定した旧安倍派の会計責任者の参考人招致を求めるなど、強気ではある。