わずか2カ月で倒れた皇族による東久邇内閣
太平洋戦争の敗戦時の首相・鈴木貫太郎の後任は東久邇宮稔彦王であった。近代日本の議会政治の上で皇族内閣が誕生したのは初めてのことであった。昭和天皇は敗戦という事態を混乱なしに乗り切るために前例を破って天皇の身内で内閣をつくり、国民に安心感を与えようとしたのであろう。
東久…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り681文字/全文821文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】