高まる「小池都知事 待望論」…4.28補選で国政復帰か? 憶測呼ぶ岸田首相のポスター撮影
岸田降ろしで女性初首相へ
「都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)が4カ月後に迫っていますが、小池知事は3選を目指すのかどうか、態度を明らかにしていません。女性初首相になる夢を捨てきれていないことから、国民的嫌悪感が広がる岸田首相に対してうんざりしている自民党の一部から待望論が高まっている。小池知事が補選で国政復帰し、自民党に出戻り。今秋の総裁選で勝って悲願を実らせ、その勢いで解散・総選挙に流れ込めば、すべてをチャラにできるとの皮算用です」(与党関係者)
パッと見は年齢不詳の小池知事だが、7月で御年72歳。体調不安説が絶えない中、補選は勝負に出るラストチャンスと言える。「再選に向けた意欲が全く感じられない」(都庁職員)との声も聞こえてくる。だが、それじゃあ収まらないのが総裁再選をあきらめない岸田首相だ。
「総理のポスター撮影は補選向けとされるものの、早期解散をチラつかせ、党内の小池待望論に対する牽制とみられています。そうでなくても、後半国会は政治資金規正法改正が一大テーマ。厳罰化をできる限り回避したい総理からすれば、総選挙をぶつけて補選をカキ消し、そこそこ議席を確保できればのらりくらりですよ。裏金議員の当落に注目が集まれば、野党は埋没して大負けすることはない。9月の総裁再選は十分可能との計算です」(官邸事情通)
一方、小池知事と関係良好な公明党の石井幹事長は、10日に放送されたBSテレ東の番組で次期衆院選について「選挙で選ばれた総裁は非常に支持率が高くなるということがある。総裁選挙の後、今年の秋が一番可能性が高いのではないか」と発言。
これまた意味深だ。もっとも、表紙を変えれば世論が軟化すると思ったら大間違いだ。