仮設住宅まで浸水した能登の豪雨災害…万博やミサイルに金を使うより抜本的な災害対策を
政府は災害対策の補正予算は組まず予備費で対応。財務省は人口が減少する地域の復興のコスパを言い出し、地方を切り捨てるような発言。
それでも山本太郎氏は国会で能登の支援を訴え続けた。4月には外遊する岸田首相に「アメリカに行かず能登に行け」と詰め寄った。
そのためのエクスキューズなのか、今回は外遊前に能登を訪れ、「頑張りましょう」と書いた後、すでに雨が降り始め豪雨になるのが予測されているにもかかわらず、夫人同伴で今更行って何をするんだという「卒業旅行」に出かけてしまった。自国の水害で広島サミットから急きょ帰国し、浸水した町を膝まで水に漬かりながら励ましたイタリアのメローニ首相とは大違いだ。岸田氏は今からでもすぐ帰国すべきではないか。
日本に毎年必ず豪雨被害が起こるようになって何年経つか。だが国は万博やミサイルばかりに金を使い抜本的な被害対策をしない。
総裁選で高市早苗氏は「国を守り抜く」と豪語したが、国会で山本太郎氏は「災害から国民を守ることも国防だ」と叫んだ。どちらが総理大臣にふさわしいだろうか。
もちろんそのさなか、代表選で相撲の四股やカラオケの特技を披露し合っていた立憲民主党は論外だ。