“ゆ党”国民民主は焦り明らか…「103万円の壁」めぐり自公は塩対応のまま、予算案では立憲が揺さぶり
慌てているのか、玉木雄一郎代表(役職停止中)はX(旧ツイッター)を連日投稿。26日は「178万円目指して頑張ります」と書き、スイス東部で20日から開かれたダボス会議に出席した様子も連投した。各国要人との写真をこれでもかとアップし、仕事ぶりをアピールしてみせた。
「世論調査では壁引き上げに賛成が多く、国民民主は政党支持率も高い。世間から注目されているのは確かですが、永田町では存在感が低下しつつあります。178万円への引き上げには7兆~8兆円の財源が必要になりますが、玉木さんは財源論をほとんど語らない。無責任な態度に石破総理は『無理なことばかり言ってくる』とブチまけているそう。それもあって、財源約6000億円の高校教育無償化を掲げる日本維新の会に接近しているのでしょう」(官邸事情通)
立憲民主党からは揺さぶりをかけられている。小川淳也幹事長が日曜討論で予算案への対応について「大幅な譲歩が見通せるなら、賛成する可能性もゼロではない」と言ったことに、玉木氏は心中穏やかではないはずだ。
「さすがに、立憲が予算案に賛成する可能性は低いでしょう。ただ、立憲は新設される『省庁別審査』で各省庁の無駄を削減し、掲げる給食無償化などの財源に充てるプランを描いています。もし、立憲が予算委に賛成するようなことになったら、国民民主は用済みになりかねないわけです」(同前)