「熟議」どころか裏交渉…予算修正案の密室協議を許していいのか

大軍拡、がん患者切り捨てなど、刹那の手取りや教育無償化以外の部分が完全スルーの異常国会。
大メディアは今週が予算案通過のヤマ場などとお気楽報道をしているが、国会審議ではなく、与野党の政調や税調が密室で値段交渉の党利党略が果たして民主主義なのか。
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これが石破流の「熟議」なのか。
2025年度予算案を巡る与野党の攻防が注目されているが、目につくのは国会審議ではなく、与野党の政調会や税調による「密室協議」「裏交渉」ばかりだ。
石破政権は衆院で半数割れの少数与党の立場にある。そのため、予算成立のためには野党の協力が欠かせない。一方の野党は、そうした状況を受け、自らの要望を盛り込んだ予算案の修正に躍起になっている。
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