楽天・則本を育てた野球指導者“暴力合宿”の一部始終 中学生を殴り、頭部に包丁突きつけ恫喝
則本ほか複数のプロ野球選手を育てる
「鉄拳制裁」は翌朝5時まで約6時間にわたって続けられ、その間、中学生2人は土下座を強制されることもあった。他のチームメートやチーム関係者も時折、食事会場に出入りしていたようだが、合宿に参加していた大人のスタッフも含め、誰ひとり、小寺容疑者の「暴走」を止める者はいなかったという。
合宿終了から2日後の5月14日、被害に遭った中学生の保護者から、「子どもが殴られてケガをした」と警察に相談があり、事件が発覚した。
調べに対し、小寺容疑者は「やってません」と容疑を否認しているというが、警察は日常的に暴力行為があったとみて、調べを進めている。
小寺容疑者は専門学校卒業後、スポーツトレーナーとして野球の個人授業を始め、2005年から「キムラ野球塾塾長」としてジュニア選手の指導にあたっていた。トレーナーの知識を生かし、中学時代の則本を指導するなど、これまで複数のプロ野球選手を育てたというが、よくもまぁ、こんな「チンピラもどき」の暴力指導者が「塾長」などとチヤホヤされたものだ。
周囲が何も言えないのをいいことに、立場の弱い教え子にやりたい放題とは、クズ野郎としか言いようがない。