巨人も狙う日ハム鶴岡がFA行使 移籍の決め手は「カネと出場機会」
今年のFA市場は「凶作」ながら、それでも需要のあるポジションの選手は引く手あまたか。
かつてのダルの女房役で、日本ハムの扇の要である鶴岡慎也(32)がFAの行使を明言。球界全体が捕手難という事情もあって、すでに巨人、阪神、中日、DeNA、ソフトバンクが補強リストに鶴岡の名前を載せているという。
本人は出来ればチームに残留したかった。しかし、日ハムの来季構想は正捕手が5年目の大野奨太(26)で、控えが2年目の近藤健介(20)。捕手の若返りを図る構想から外れた格好だ。日ハムには現状維持の年俸7200万円の1年契約を提示されているが、他球団への移籍は必至。「決め手はカネと出場機会だと聞いています」と日ハムOBがこう続ける。
「ドラフトで巨人は日本生命の小林、阪神は福岡大の梅野、DeNAは亜大の嶺井という即戦力捕手を指名。正捕手がいて、なおかつ2番手捕手になる可能性のある選手が入団した球団では、日ハムに残るのと一緒ですからね。この3球団は選択肢から外れるでしょう」
消去法でいけば、残るのは中日とソフトバンクだ。