複数球団ラブコール “ブルペンエース”の中田賢がなぜFA1番人気?

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 かなりの人気ぶりだ。

 15日から交渉解禁となるFA選手。中でも中日から宣言した中田賢一(31)を巡っては、巨人阪神ソフトバンクヤクルトが獲得に参戦。ソフトバンク、阪神は3~4年の複数年契約を準備し、ヤクルトも球団を挙げての獲得を目指して、背番号「17」を用意している。

 中田は、金銭と人的補償が必要ない「Cランク」選手とみられることが人気の要因のひとつとなっている。しかし、05年から8年間の通算成績は57勝45敗。2ケタ勝利も07年に14勝をマークした1度だけで、今季は4勝7敗、防御率3.40に終わり、一時は先発から降格したこともある。いくら安いからとはいっても、中田クラスの選手が大争奪戦になるのはなぜか。

「中田は、ブルペンでは誰もが惚れ惚れとするボールを投げる。最速153キロの直球はキレも威力も抜群。フォークも武器です。しかし、中日の落合GMが監督時代に『暴れ馬』と評したように、試合になると制球難から自滅するパターンが少なくなかった。最近は制球力も安定してきてはいるが、コントロールに磨きがかかれば、さらなる飛躍を期待できるということ。獲得を目指すチームは、中田を本当の意味で本格化させる自信があるんでしょう」(中日OB)

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