ヤクルト1位 杉浦稔大を育んだ十勝平野とスポーツ一家

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 男の子は母親に似るとよくいう。杉浦は体が柔らかく、股割りをしても90度近く開く。「肘の使い方が柔らかく、球持ちがいい」(ヤクルト・斉藤スカウト)と評判。真美子さんも「柔軟体操は得意な方」と言う。

 スポーツが得意な両親に感化されたのか、杉浦をはじめ5人兄弟はみな野球バドミントンテニスに取り組んでいる。

 広大な十勝の地のスポーツ一家に育った高級素材。「広く大きく育つように」という意味を込めて、稔大と名づけられた188センチの長身右腕が、神宮の杜でドデカい仕事をやってのける。

▽すぎうら・としひろ 1992年2月25日、北海道帯広市生まれ。小3から野球を始め、中学時代は軟式野球。アイスホッケーも得意で中3の時に選抜大会で全国3位。帯広大谷高では1年からベンチ入り。甲子園出場はなし。国学院大では3年春からエース。4年夏の日米大学野球で代表入り。リーグ戦1部通算22試合、12勝7敗、防御率2.37。右投げ右打ち。188センチ、85キロ。契約金1億円、年俸1500万円。

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