中日ドラ3桂依央利を支えた“女手ひとつ”母の愛情弁当

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「早いときは朝5時前には起きてお弁当を作り、朝8時半に仕事で家を出る。息子(依央利)が高校に行っていた頃は、睡眠時間は1日4~5時間くらいでした。でもおかげさまで、体だけは丈夫なんですよ(笑い)」
 桂依央利の母・きくみさん(51)はこう言って笑顔を見せる。

 中学時代にバレーボールをやっていたというきくみさんは、桂によると「身長は172センチくらいある」という。母の遺伝子を受け継いだのか、桂はすくすくと育ち、本格的に野球に取り組み始めた中学の頃には、170センチにまで成長。高校3年間でさらに15センチ伸びた。きくみさんが言う。

「大学に入るまでは背が高くても、体は細かったですね。70キロちょっとくらいでしたかね。食べるのが苦手というか、白米は普通の大きさのお茶碗1杯ほど。せっかく体重が増えたなと思っても、風邪をひいたりして体調を崩すと、すぐに元に戻る。寝る前に無理やり食べたりして頑張ってました。大学4年間でようやく今の体重(83キロ)になった感じです」

■学食より弁当

 桂は母に女手ひとつで育てられた。10代の頃に両親が離婚。きくみさんは桂と2人の妹を育てるため、自宅介護ヘルパーの仕事に家事にとフル回転の毎日だった。

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