ロイヤルズ青木 電撃移籍で期待高まる「200安打とMVP」
来季も日本人選手が主役の一端を担うかもしれない。ロイヤルズに電撃移籍した前ブルワーズ・青木宣親(31)のことだ。
レッドソックス・上原浩治(38)がリーグ優勝決定シリーズでMVPに選ばれたように、来季は青木が勲章を手にする可能性がある。
ロイヤルズのムーアGMはすでに青木の起用法について「1番・右翼に据える」と断言。「走攻守すべてで安定している。100得点は計算できる」と期待の高さを口にしている。
今季の青木が放った内野安打(43)はメジャートップ。加えて本拠地カンザスシティーの気候も追い風になりそうだ。
カウフマンスタジアムは中西部特有の乾燥帯に位置するため、夏場は地面が乾き、硬くなる。したがって野手の間を抜ける打球が増えやすい。これまで同様、ムリに引っ張ろうとせず、左中間方向への打球を意識すれば、安打を量産する可能性もある。本人が「毎日、チームに貢献したい。(200安打、100得点とも)僕にもできる自信はある」と話すように、目標の200安打達成は決して夢ではない。