上村愛子の敗因もロクに説明せず…五輪実況と解説に疑問符
え? なんで上村の負けなの……。中継を見ていた多くの人がそう思ったに違いない。
フリースタイルスキー女子モーグルで4位に終わった上村愛子(34)。最後のひとりだったハナ・カーニー(米国)が滑り終わるまで3位につけていたが、逆転されて悲願のメダルを逃してしまった。
バンクーバー金のカーニーは「モーグルの女王」といわれる実力者だが、ターンは乱れていたし、エアの後でバランスを崩し片足を大きく開くなど、ミスが多かった。走破タイムも31秒04で、上村の30秒46より遅かった。それなのに、最終的には上村の点数を0.83上回り、3位に滑り込んだ。
30点満点の採点(ターン50%、エア25%、タイム25%)がおかしいんじゃないかと思った人は多いに違いない。ツイッターでも海外のファンから「上村はメダルを強奪された」「採点がおかしい」といった声が上がっていた。
■解説者が応援団になっている
しかし、さるモーグル関係者は「4位は妥当だった」とこう続ける。