日ハム大谷 「中6日なら15勝」の障害は栗山監督の逡巡

公開日: 更新日:

 厚沢投手コーチは大谷について、「打撃に関しては本当によく考えていて、独自の理論もある。ただ、投手については全然考えていない。せめて打撃のことくらい、投手に関してもいろいろと考えながらやってくれればもっとよくなるんだが……」という趣旨のことをボヤいているという。

 打撃についてあれこれ考えるのは、少ない練習量、チャンスで結果を出すにはどうすればよいか悩むからではないか。投手として「全然考えていない」のは気になるものの、考えるようになれば、さらなる上積みも期待できる。

 日ハムOBがこう言った。

「問題は栗山監督の起用法です。チーム事情を考えたら先発として一日も早く一本立ちさせるべきだし、当初は大谷を開幕2戦目に投げさせる構想だった。なのに開幕2カード目に先発させるプランが浮上したのは、栗山監督が野手としてのスタメンにこだわっているからです」

 投打で非凡な大谷の起用法に指揮官が悩むのももっともとはいえ、「中6日で先発」の基本方針まで崩してしまっては去年の二の舞い。先発と先発の間の代打でも十分、二刀流だ。大谷の15勝は指揮官が欲を捨てられるかどうかにかかっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も