2勝目挙げた日ハム大谷 体調戻るまで「投手専念」のススメ
だからこそ前回は中8日、今回は中7日での登板だった。中6日のローテに入れたくても入れられなかった。代わりに登板と登板の間に野手として起用してきた。結果として去年同様、中途半端な「二刀流」だった。
だが、原因が大谷の肉体面にあるとハッキリした以上、一日も早く背中の張りを取り除くために時間を使うべきではないか。登板の疲労を取り除くなり、張りが出ないような体をつくるトレーニングを課すなり、投球間にやることはいくらでもある。「先発の軸」にすることが何よりの優先事項なのだから、少なくとも中6日で回れるようになるまでは野手としての出番を制限すべきだ。
大谷は現在、野手として12試合に出場し.385。これは10試合以上出場したチームの野手の中で最高打率。得点圏打率(.429)、出塁率(.405)もチームトップだ。
結果を出すことは分かっちゃいるが、「二刀流」はローテに定着、余裕が出てきてからでも遅くはない。