メッツ松坂 念願の「先発」勝利…タイムリー打つオマケ付き
6回3安打2失点
メッツ・松坂大輔(33)が念願の先発復帰に向けてアピールした。
25日のダイヤモンドバックス戦に今季初先発。6回を3安打2失点、6三振1四球で今季2勝目をマーク。先発としては昨年9月25日のレッズ戦以来の白星を手にした。
ナ・リーグ西地区最下位のDバックス相手に二回、連打を浴びて2点の先制を許す。今季48試合目にしてようやく巡ってきた先発のチャンスを生かそうと必死だったのだろう。直後の攻撃で1死二、三塁の好機で打席に立つと、148キロの直球を捉えて左前に運ぶ適時打を放った。
その後は走者を出しながらも無失点で切り抜けると、ベテラン右腕の投打にわたる踏ん張りに打線も奮起。六回、テハダの左前適時打で逆転した。
23日の試合が雨で流れて先発投手が不足し、急きょ、出番が回ってきた。今回はあくまでも緊急措置に過ぎず、コリンズ監督は依然として松坂をセットアッパーで起用する方針だという。
もっとも、メッツの現在の先発陣5人のうち、2人は今季メジャー初昇格した若手だ。メッツでは若手先発投手に年間の投球回数を設けているだけに、松坂はこの日の好投で再び、チャンスを掴むかもしれない。