原監督の“戦術”が原因 球宴史上初「巨人スタメン初戦ゼロ」

公開日: 更新日:

■スター不在

ただでさえ、最近の巨人は「スター不在」と言われる。松井秀喜以来、高橋由伸阿部慎之助がなんとかそれに続いたくらいで、「球界の主役」の座を他球団の選手に譲ることが増えている。

「長嶋、王のONは言うに及ばず、松井秀喜も巨人ファンのみならず、広くプロ野球ファンに支持された。他球団のファンですら特別な感情を抱くというのが、本当のスターです。最近ではマー君がそうだし、日本ハム大谷翔平もその資質がある。残念ながら、巨人にはそうした選手がいなくなった。六大学や高校野球のヒーローをドラフトで指名せず、相変わらず外国人やFAの補強に熱心。巨大戦力の中でどうしても生え抜き選手が埋没してしまう。投手では2年目菅野智之が素晴らしい成績を残しているとはいえ、活躍が人気に比例しない。原監督の甥っ子でどうしても原一族、血脈、血筋というものがついて回り、ドラフト指名拒否の入団の経緯もあって、巨人ファン以外に支持が広がらない。実力はともかく、人気という面では巨人が盟主でいられるのもそう長くないという感じがします」(前出の工藤氏)

 全パを7−0で下し、「セのいいところ、機動力、パワーが出た」と試合後の原監督はご満悦だったが、喜んでいる場合じゃない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…